重炭酸温浴とは?効果と入り方を、毎日2年続けている家族がやさしく解説

公開:2026-10-16 書いた人:はなまる

重炭酸温浴とは?効果と入り方を、毎日2年続けている家族がやさしく解説

わが家の使用歴

  • 使っている重炭酸入浴剤:薬用 HOT TAB WELLNESS 90錠
  • 使い始め:2024年11月から定期便(2ヶ月ごとに2袋)
  • 使い方:家族4人で毎日3錠

「重炭酸温浴って、普通のお風呂と何が違うの?どんな効果があるの?」

重炭酸入浴剤のパッケージや広告で、「重炭酸温浴」という言葉を見かけた人も多いと思います。

わが家は、重炭酸入浴剤のホットタブ(WELLNESS/ウェルネス)を使って、家族4人で2年、毎日この入り方を続けています。重炭酸温浴とは何か、どんな効果があるのかを、公式に認められていることと開発者が説明していることに分けて、わかりやすくまとめます。

この記事の結論

  • 重炭酸温浴とは、重炭酸イオンの溶けたぬるめのお湯に、ゆっくりつかる入浴法
  • 入り方の目安は、41℃以下のお湯に15分以上、できれば30分以上
  • 医薬部外品の重炭酸入浴剤の効能は、温浴効果を高めて血行を促進し、冷え症・肩こり・腰痛・疲労回復などを緩和すること(商品による)
  • 病気を予防したり治したりする効果は、効能として認められていない
  • わが家は2年続けて、ぬるめのお湯でも上がったあとのぽかぽかが続くと感じている(私の感想)

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はなまる

「重炭酸温浴」と聞くとむずかしそうですが、やることはぬるめのお湯にゆっくりつかるだけ。わが家では、もう毎日の当たり前になりました。

重炭酸温浴とは

重炭酸温浴(重炭酸温浴法)は、重炭酸イオンの溶けたぬるめのお湯に、ゆっくりつかる入浴法です。

ホットタブの販売元は、ドイツの中性の自然炭酸泉に着目した温浴法として紹介しています。家庭では、重炭酸入浴剤をお湯に入れて、そのお湯を再現します。

重炭酸温浴の目安
お湯の温度 41℃以下のぬるめ(42℃以上は体に負担)
つかる時間 15分以上、できれば30分以上
使うもの 重炭酸入浴剤(ホットタブなら、約160Lのお湯に3錠)
  • 出典:ホットタブ公式オンラインショップのコラム・よくある質問(2026年10月時点)

いちばんの特徴は、熱いお湯にさっと入るのではなく、ぬるめのお湯に長くつかることです。日本では熱いお風呂が好まれることも多いので、最初はぬるく感じるかもしれません。

重炭酸温浴のはじまり

重炭酸温浴を広めているのは、ホットタブの開発者で、株式会社ホットアルバム炭酸泉タブレットの代表、小星重治さんです。

小星さんの本『お湯を代えれば命が変わる!』(2021年9月)によると、きっかけはドイツの温泉療養地での体験でした。

  • 小星さんは、もともと写真用の薬品の錠剤(タブレット)を開発する技術者で、仕事でドイツによく通っていた
  • 長旅で疲れ切ってドイツに着いた翌日、医師のすすめで、35〜36℃のぬるい自然の炭酸泉に3時間ほどつかった
  • ぬるいのでのぼせず、何時間でも入っていられる。医師からは「ぬるすぎると思うくらいのお湯のほうが、体が芯から温まる」と教わった
  • その夜は体がよく温まり、ぐっすり眠れたことから、「このお湯を日本の家庭のお風呂で再現したい」と考えた

日本の家庭には毎晩お風呂に入る習慣があるので、ドイツのお湯を再現できれば、毎日のお風呂がそのまま重炭酸温浴になる、という発想です。ホットタブが錠剤なのは、小星さんのタブレットづくりの経験から来ています。

はなまる

私がホットタブを使い始めたきっかけも、展示会で小星さんのお話を聞いたことでした。お風呂が本当に好きなんだな、と伝わってくる方でしたよ。

重炭酸温浴の効果

重炭酸温浴の「効果」は、どこまでが公式に認められていることなのかを分けて考えるのがおすすめです。

医薬部外品として認められている効能

医薬部外品の重炭酸入浴剤には、袋に効能が書かれています。ホットタブ WELLNESSの公式の説明は、次のとおりです。

  • 有効成分が温浴効果を高め、血行を促進する
  • 冷え症・肩こり・腰痛・疲労回復などの諸症状を緩和する
  • 湯上がり後も温まり感が続く

出典:ホットタブ公式オンラインショップ 商品説明(2026年10月時点)

効能は、商品によって少しずつ違います。医薬部外品ではない重炭酸入浴剤(浴用化粧料など)は、こうした効能を表示できません。買うときは、袋の「医薬部外品」の表示と効能を確かめると安心です。ホットタブ WELLNESSの袋に書かれている17の効能は、ホットタブの効果・効能17を全部解説で1つずつ解説しています。

公式が説明している、重炭酸のお湯の特徴

ホットタブの公式は、重炭酸のお湯について、次のように説明しています。

  • 錠剤がゆっくり溶けながら細かい泡を出し、重炭酸イオンがお湯に溶け込んで長く留まる
  • 濃度が長く続くので、後から追い焚きしても、家族みんなで入れる

炭酸ガスの泡がシュワシュワ出る炭酸入浴剤とは、しくみが違います。くわしくは炭酸入浴剤と重炭酸入浴剤の違いにまとめています。

開発者が本で説明していること

小星さんは、本の中で、重炭酸のお湯と血流や体温の関係を独自に説明しています。たとえば、次のような話です。

  • 人は眠りにつくときに体温が下がる。お風呂で体が温まっていると下がり幅が大きくなり、寝つきやすい、という考え方
  • 冷え性の人が寝つきにくいのは、体温の下がり幅が取りにくいから、という考え方

こうした仕組みの話は、医薬部外品の効能として認められたものではありません。興味がある人は、小星さんの本で読んでみてください。

効能として言えないこと

検索すると、「免疫力が上がる」「病気を予防する」といった説明を見かけることもあります。でも、病気を予防したり治したりする効果は、医薬部外品の効能として認められていません。このサイトでは、そうした効果は書かないようにしています。

持病がある方や、治療中の方は、入浴のしかたも含めて主治医に相談してください。

わが家で2年続けて感じていること

ここからは、私と家族の個人的な感想です。

  • ぬるめのお湯なのに、上がったあともぽかぽかが続く:熱いお湯にさっと入っていたころは、夜、布団に入るころには冷えていました。今は、手足が冷えて眠れない夜がなくなったと感じています
  • 30分つかるのが習慣になった:「入浴剤を入れたからには」と思えて、ゆっくりつかるようになりました
  • 熱いお風呂派だった両親も、ぬるめのお湯で満足:両親は「最初はぬるま湯で温まるか不安だったけど、ポカポカはずっと続く」と言っています

※感じ方には個人差があります。効果を約束するものではありません。

ぬるめのお湯を張った浴槽の上で、重炭酸入浴剤のタブレット3錠を手にのせたところ
ぬるめのお湯に3錠。わが家の毎日の重炭酸温浴です(筆者撮影)

冷え性だった私の体験は、冷え性対策に重炭酸入浴剤を2年にくわしく書いています。

はなまる

私の場合、いちばん変わったのは入り方でした。入浴剤を替えたことをきっかけに、ぬるめのお湯にゆっくりつかるようになれたのが大きかったです。

重炭酸温浴のやり方

わが家の入り方は、次のとおりです。

項目 わが家の場合
入浴剤 ホットタブ WELLNESSを3錠
お湯の温度 夏38〜39℃、冬39〜40℃
つかる時間 30分以上
冬の上がり方 上がる直前だけ41℃に追い焚き
長くつかるコツ お風呂でスマホ(防水)を見る
  1. お湯を張るときに入浴剤を入れる:ホットタブは溶けるまでに15〜30分ほどかかります。一番風呂で入るときは、溶けきっていなければ手で少しずつ崩しています
  2. ぬるめのお湯に、ゆっくりつかる:熱いと長くつかれないので、がまんしなくていい温度にします
  3. 冬は上がる直前だけ少し温める:39℃くらいだと上がるときに寒く感じるので、最後だけ41℃にしてから出ています

小星さん自身は、朝に45分〜1時間、夜に40分〜1時間ほど入っている、と本に書いています。いきなり長く入る必要はなく、まずは15分から始めて、慣れてきたら少しずつ延ばすのがおすすめです。

錠数・温度・時間の目安を商品ごとに比べたいときは、重炭酸入浴剤の使い方にまとめています。

重炭酸と重曹は同じ?

よく聞かれるのが、「重炭酸」と「重曹」の違いです。

  • 重曹:炭酸水素ナトリウムのこと。重炭酸入浴剤の材料のひとつです
  • 重炭酸入浴剤:ホットタブは、重曹とクエン酸を錠剤にして、お湯を中性に保ちながら重炭酸イオンを溶け込ませるように作られている、と説明されています

名前は似ていますが、重曹をお風呂に入れることと、重炭酸入浴剤を使うことは同じではありません。

重炭酸温浴で気をつけたいこと

  • 高齢の方は長湯に注意:消費者庁は、高齢の方の入浴について、お湯は41℃以下・つかる時間は10分までを目安にするよう呼びかけています。くわしくは冷え性の高齢の親と同じお風呂にまとめています
  • のぼせたら無理をしない:ぬるめのお湯でも、体調によってはのぼせることがあります。気分が悪くなったら、すぐに上がってください
  • 持病がある方は医師に相談:心臓や血圧の持病がある方、妊娠中の方などは、入り方を主治医に相談してください
  • 水分補給を忘れずに:長くつかると汗をかくので、お風呂の前後に水分をとるようにしましょう

まとめ

  • 重炭酸温浴とは、重炭酸イオンの溶けたぬるめのお湯に、ゆっくりつかる入浴法。目安は41℃以下・15分以上(できれば30分以上)
  • 医薬部外品の重炭酸入浴剤の効能は、温浴効果を高めて血行を促進し、冷え症・肩こり・腰痛・疲労回復などを緩和すること。病気の予防や治療は効能として認められていない
  • わが家は2年続けて、ぬるめのお湯でも上がったあとのぽかぽかが続くと感じている。いちばん変わったのは入り方だった

わが家が2年使っているホットタブの話は、次の記事にまとめています。

2年使ったわが家の口コミホットタブを家族4人で2年使った口コミレビュー定期便のリアルな費用、3世代での使い方、正直イマイチな点まで写真つきで

よくある質問

重炭酸温浴とは何ですか?

重炭酸イオンの溶けたぬるめのお湯に、ゆっくりつかる入浴法です。ホットタブの販売元は、ドイツの中性の自然炭酸泉に着目した温浴法として、41℃以下のお湯に15分以上(できれば30分以上)つかることをすすめています。

重炭酸温浴にはどんな効果がありますか?

医薬部外品の重炭酸入浴剤では、「温浴効果を高め血行を促進し、冷え症・肩こり・腰痛・疲労回復などの諸症状を緩和する」といった効能が表示されています(商品によって違います)。病気を予防したり治したりする効果は、効能として認められていません。

重炭酸と重曹は同じですか?

同じではありません。重曹(炭酸水素ナトリウム)は、重炭酸入浴剤の材料のひとつです。ホットタブは、重曹とクエン酸を錠剤にして、お湯を中性に保ちながら重炭酸イオンを溶け込ませるように作られている、と説明されています。

重炭酸入浴剤はがんに効きますか?

がんなどの病気を予防したり治したりする効果は、医薬部外品の効能として認められていません。治療中の方や持病がある方は、入浴のしかたも含めて主治医に相談してください。

記事内の価格・条件は2026年10月時点のものです。最新の情報は公式サイトでご確認ください。