緑茶の茶カテキンで動脈硬化を防止する

カテゴリ:血液脂質

記事の種類:ハーブ

40才を過ぎると動脈硬化の原因となる、肥満やLDLコレステロール、中性脂肪の増加に気をつける必要があります。

動脈硬化は血管の小さな傷にLDLコレステロールが入り込み酸化LDLとなり、そこに白血球に含まれる単球が付着しマクロファージに変化して酸化LDLを取り込み死にます。
その死んだマクロファージが溜まる事によって、プラークが発生し、プラークが血管を圧迫する事で動脈硬化が起こります。
血中のLDLコレステロールを取り去る働きをするHDLコレステロールが相対的に多いか、LDLコレステロールが相対的に少なければ動脈硬化は起こりにくくなります。
そのため動脈硬化指数はLH比(LDL/HDL)で表されます。

今回解説している茶カテキンの効果はこのLDLコレステロールを減らし、HDLコレステロールに対してLDLコレステロールの比率を下げる効果があります。

茶カテキンでLDLコレステロールが減る理由

LDLコレステロールは、通常、HDLコレステロールにより肝臓に運ばれ、肝臓はコレステロールを胆汁に変化させ、胆嚢に蓄える働きをします。
茶カテキンは「ガレート型カテキン」と呼ばれ、肝臓や筋肉中の消化酵素(リパーゼ)の働きを抑止することで脂肪の吸収を抑えます。
また胆汁により生成され、小腸に取り込まれる微粒子であるミセルからコレステロールを取り除く働きもします。
これらの働きにより脂肪の吸収が抑えられ、LDLコレステロールを減らし、LH比のバランスを改善します。

従って茶カテキンによるLDLコレステロール低減のためには、長期間、持続的に茶カテキンを摂取する必要があります。

具体的な方法としては、トクホ(特定保険用食品)を取得している以下のような緑茶を箱で購入して、毎日摂取するのが一般的ではないでしょうか。

伊藤園 カテキン緑茶(350ml)

350ml あたりの茶カテキン 197mg
1箱24個入りを3箱購入

飲み方

飲み方は、1日2本までと説明書きがあるので、例えば毎朝カバンに1本入れて職場のお昼休みに飲み、夕食の後に飲むという事を繰り返せばいいでしょう。
※もし朝持って行くのを忘れた場合は、コンビニで購入して飲む。
3箱だと合計で72本あるため、2ヶ月半程度もちます。

濃い目のおいしいお茶なので毎日2本飲むのは特に抵抗はなく、無理なく実施できると思います。

花王 ヘルシア緑茶(350ml)

350ml あたりの茶カテキン 540mg
24個入りを2箱購入

飲み方

ヘルシア緑茶の摂取目安は1日1本と記載されているので、飲み方は毎日夕食時に1本が良いかと思います。

ヘルシア緑茶の方が、伊藤園のカテキン緑茶よりも茶カテキンの含有量が多いためか少し濃い目です。
なお、緑茶は冷やすと特に美味しく飲めます。

備考

いつもお昼はパンなどの炭水化物系が主で、夕食も基本的に脂っこい料理は食べない場合、目に見える効果はあまり感じられないかもしれません。
その場合はHDLコレステロールが少ないなどの別の原因が考えられますので、血液脂質のデータを基に医師に相談しましょう。

朝食とお茶の日本化

緑茶を毎日飲み始めると感じるかもしれませんが、日本食自体が全体的に脂肪分が少なく、緑茶には茶カテキンのような脂肪を消費しやすくする物質も含まれており、健康的な事に気付かされます。
そこで、例えばこれまで食後にコーヒーを飲んだりスナック菓子を食べていたのを、緑茶(トクホではなく普通に淹れた)と和菓子(月餅や栗まんじゅう等)に変えたりしたくなるかもしれません。
また、朝食も「パン+マーガリン」を「ごはん+味噌汁」に変更しようと思うかもしれません。
これは「健康のために何かをする」と言うことは、常に健康のことを考えるようになり、意識という点でも大きく変化し、自然に食事や習慣も健康志向に変わって行っていることを意味します。 この日本食化への意識改革は、年を取るほど大切だと思います。

食の欧米化とよく言われますが、あえて日本化することで、健康を取り戻せるとすれば、正に肥満や血液脂質に苦慮している日本人としては灯台下暗しですね。

なお、このトクホの茶カテキン効果や、朝食や夕食の日本食化の効果が出るまでにはある程度の期間がかかるので、数ヶ月後の健康診断でのコレステロール値として結果がでるのを楽しみにして続けましょう。

公開日時: 2014年08月18日  20:32:25

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