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不眠症解消の鍵は体内時計機構の理解?定番ハーブの助けで効果アップ

カテゴリ:睡眠

記事の種類:ハーブ

不眠症の原因とは?

不眠症は主に不規則な生活や過度のストレスが原因で深い睡眠が得られにくくなる症状です。
不眠症の原因は、大脳内にある「睡眠を起こすための機構」が正常に働かなくなることで起きることが分かってきました。
具体的にはホメオスタシス機構体内時計機構です。

ホメオスタシス機構

生体は、生命を維持(疲労回復、修復)するために、睡眠の中でも特に深い睡眠は優先されるようにプログラムされています。
深い睡眠に入った場合にのみ疲労回復、修復の作用があるホルモンが分泌されるため、不眠が続くと、大脳はホメオスタシス機構(恒常性維持機構)と呼ばれる機能が働き、深い睡眠を誘発させるために睡眠促進物質(サイトカインなどの免疫、プロスタグランディン、プロラクチンなどのホルモン)を分泌するのです。

また、ホメオスタシス機構には、自律神経系、内分泌系、免疫系の3つの機能があり、密接に連携しています。
中でも免疫系は心理状態の影響を受けやすく、強いストレスを受けた場合に免疫系の恒常性維持が保てなくなる可能性があります。
そして免疫系のバランスが崩れると相互作用により睡眠促進物質の分泌にも影響すると考えられています。

体内時計機構

眠気には波があります。
そのため、昼間は猛烈にに眠かったのに、夜床に就くと全く眠くならないということがよくあります。
また、眠いがちょっと無理して夜更かししたために、目がさえてしまい明け方になってやっと眠くなる事もあります。
こういったことが続いていくと不眠症になる可能性があります。
これは人間には体内時計があり、睡眠と覚醒のリズムがあるためです。

体内時計が夜の間のみメラトニンというホルモンを分泌し眠気を誘います。
そのため、睡眠のタイミングを逃すと次の睡眠のタイミングが来るまで眠くならないのです。
体内時計は脳内で時刻を刻んでいるため、環境の影響(暗いか明るいかなど)は受けません。
※真っ暗闇の子宮内の胎児の睡眠と覚醒のサイクルが約20分であることからも体内時計は外界に影響されない事はよくわかります。
そしてこの体内時計は24時間周期よりも長いため、食事や運動、仕事などの同調因子がそのずれを修正しています。
つまり、1日24時間というのは元々人間にとっては短いのです。
従って運動不足や長期間働かない状態が続くと、ずれが修正されにくくなり、徐々に夜型の生活になっていきます。

予防方法

不眠症の対策として、適度な運動や規則正しい生活で体内時計のずれを修正することが最も有効な対策と言えます。
また、ゆっくり休むこと、リラックスすることはもちろん、睡眠を促進する効果のあるハーブとしてパッションフラワーがよく知られています。

パッションフラワーとは

パッションフラワーは蔓植物で、直径10cmくらいの複雑な形の花を咲かせます。
パッションは「受難」を意味し、花の形がキリストの磔刑を彷彿させるため、パッション(受難)と名付けられました。
なお、パッションフラワーの実がパッションフルーツです。

パッションフラワーにはアルカロイドが含まれているため、少し苦味があり、正に薬草という感じで、特に美味しいという味ではありませんが、典型的なハーブの味でもあり、単体で飲みにくいという事はありません。

効能

パッションフラワーに含まれるGABA(γ-アミノ酪酸)が神経の働きを抑え、緊張を和らげるため、不眠症や緊張緩和に効果があります。
また、抗酸化物質であるフラボノイド類も多く含まれているため、抗不安効果があります。

用途

不眠症、不安障害、緊張緩和、鎮痛剤

飲み方

乾燥パッションフラワーをハーブ用のストレーナー(茶こし)付きのティーポットやマグにコップ1杯あたり小さじ1~2杯を入れ、5~10分程度お湯に浸します。
カモミールやラベンダー、ハチミツなどを加えるとより美味しく飲めます。

注意

以下の場合は使用を避けてください。
  • 妊娠中の方
    ※パッションフラワーに含まれるアルカロイドが子宮を刺激する作用があるため

公開日時: 2014年12月14日  19:41:19

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